読書感想文中学生向けの簡単な本でおすすめは？書き出しや例文も紹介！
中学生向けの本といえば読書感想文を書くには難しい本が多くあります。
という声も聞こえてきたりします。
そんな中学生向けの簡単な本のおすすめと書き出しや例文の紹介をしていきます。
読書感想文中学生向けの簡単な本でおすすめは？
読書感想文中学生向けのお勧めの本は多くあります。
その中でもおすすめで比較的読みやすい本を10冊紹介していきます。
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1. アンネの日記（アンネ・フランク）
日記は親愛なるキティへーで始まり彼女の身の回りで起こっている事や考え、戦時中の隠れ家での暮らしぶりや彼女の家族の死に対する思いなども日記を通して描かれています。
「ただユダヤ人というだけで」の言葉からもアンネの思いを読み取ることができます。
戦争を知らない私たちですがその中で生きていた中学生の視点で書かれているので共感する部分も多くあるはずです。
アンネの日記読書感想文の書き出しとして、本の中から心に響いた文章を引用しても良いですね。
「わたしは、生きたい。こんなばかな戦争のせいで、死にたくない。わたしは死んでも・・・生き続けたい。」
アンネが死ぬ直前に言った言葉です。私はこの言葉を読んで・・・
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2. 赤毛のアン（ルーシー・モード・モンゴメリ）
農家の養子になることになった赤毛のアンは学校に行くことになりその学校生活でのいじめ・恋愛などのいろいろな経験をして成長していく姿が描かれています。彼女は赤毛でそばかすもあるので普通であれば劣等感たっぷりになってしまうところです。アンの持ち前の明るさと前向きな行動は中学生にも夢を与えることができます。
3. 蜘蛛の糸（芥川龍之介）
蜘蛛の糸は人間の浅はかさをえがいて最も考えさせられる短編小説です。
お釈迦様が池を除いていて地獄から這い上がろうとする青年に一ついいことをしているからチャンスを与えようと垂らした蜘蛛の糸でしたが欲深い青年は自分だけが助かろうとする自己中心的な考えから糸が切れて地獄に再び落ちてしまうというお話しです。
この物語から人を思いやる気持ちがないと成功することは難しいということを教えてくれているようです。
4. 走れメロス（太宰 治）
中学生の教科書に載ったこともある走れメロスは究極の友情を描いた小説です。3日以内に帰らなければ親友を処刑するという約束をして走り出したメロスは妹の結婚式に出席をしてからの帰り道でいろいろな葛藤がありながらも約束を果たすために走り続けるという物語です。
人は誰しも自分の方を守るものだが親友を選んだメロスのことは尊敬に値します。
読書感想文の書き方、メロスの行動について具体的な例を挙げながら「自分と共通するところがあれば」私にも・・・という一面があり共感しました。などと書いていく方法もありますね。
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5. ブンナよ、木からおりてこい（水上 勉）
トノサマガエルのブンナは平凡な暮らしに飽きていた。小蛙たちと歌を歌ったり餌を探しに襲ってくるトンビを見張ったりヘビを相手に奮闘する毎日も楽しいが新天地を探すために木に登って頂点に辿り着くとブンナには色々な試練が襲ってきます。食物連鎖の中で奮闘し命の尊さについても描かれています。生きるということについてブンナを通じて学ぶことができます。
6. 星の王子さま（サン・テグジュペリ）
星の王子さまは飛行機を修理して砂漠を脱出しなければいけない「ぼく」の前に現れた王子に不思議な話を聞きます。
「王様」→「うぬぼれや」→「酔っ払い」→「ビジネスマン」→「街灯をつける人」→「地理学者」の星を回ってきて地球にやってきた王子は、自分の星には1輪しかなかったバラは地球ではどこにでもある花であることを友人になったキツネに教えられます。
自分の星に咲いたバラがたった1輪のバラでたいせつなものであることを知ります。
中学生にとっても何が大切なものであるかを考えさせられる一冊です。
7. 君たちはどう生きるか（羽賀 翔一）
君たちはどう生きるかのコぺル君はよくいる中学生でコぺル君のおじさんとの話をすることでいじめっ子に立ち向かっていったり、友人を助けるときに悩んでみたりしながらもコぺル君自身の心の中の葛藤などをみても現代の中学生とは時代は違うモノの考え方に通じるところがあります。
8. 高瀬舟（森 鴎外）
高瀬舟のテーマはよく安楽死と言われています。
それは不治の病の弟が包丁で自殺しようとして兄にのどの包丁を抜いて死なせてほしいという願いをかなえて死なせてしまい、殺人罪から島送りとなった兄をこの人は本当に罪人なのだろうかと思いながら舟をこぐ船頭との話が書かれています。
今でも安楽死・尊厳死は議論となっているので考えさせられる小説となっています。
9. 坊ちゃん（夏目 漱石）
夏目 漱石の小説の中でも比較的短い小説です。
とはいえ中学生にとっては長編小説で読み応えのある小説です。主人公である坊ちゃんは純粋で負けん気の強い江戸っ子です。学園ドラマが好きであればきっと楽しく読めるはずです。
というのは癖の強い同僚と達の悪い生徒や大家さんなどの中で悪戦苦闘しながらも元気に生きている姿を描いているので学校での自分や先生と比較しながら読むと読書感想文が書きやすくなります。
10. きまぐれロボット（星 新一）
眠っている間に勉強ができるという画期的な枕をエフ博士は発明しました。しかし結局のところ眠っている間は自分が信じられないほど英語も上達するのに目覚めるとその上達はみられなくなるという不思議でおかしく楽しい話が集まった短編集です。
文章は簡単で読みやすく中学生の想像力をかき立てる内容となっているので感想文も書きやすくなっています。
読書感想文中学生向けの書き出し
読書感想文と聞くとつい苦手だという生徒も多くいます。宿題という義務感から仕方なく書いていると興味を持って読んだ本についてもうまく書けません。
実は読書感想文にも書き方があります。それにそって書くことで苦手が得意になるはずです。
読書感想文の書き出しについては、こちら▶読書感想文の入賞作品・小学生低学年から書き出しを紹介！多いのは？▶読書感想文の入賞作品・小学校高学年書き出しで例を紹介！何枚書く？も参考にしてみてくださいね。
書き出し、あらすじ、テーマ（主題）、まとめを目安で文章を書き進めていきます。
その書き出しは読書感想文の読み手を引き付けるように書くことをお勧めします。
読書感想文中学生例文も紹介！
読書感想文のあらすじのまとめ方は、When（いつ）、Where(どこで)、Who（誰が）、What(何を)、Why(なんのために)、How(どのようにした)を使って本の内容を整理して書いていくと伝わりやすくなります。
「走れメロス」の例文
デイオニス王の怒りを買ってしまったメロスは妹の結婚式に出席するために3日間の処刑猶予を申し出る。
親友のセリヌンティウスを人質にすることでメロスの申し出を認めた。メロスは色々な葛藤がありながらも親友との約束を守るために走り続ける。
読書感想文中学生向けの簡単な本でおすすめ：まとめ
読書感想文中学生向けの簡単な本でおすすめは、教科書にも載っているような有名な本を選んでみてはいかがでしょうか？
読書感想文を書くときには書き出し、あらすじ、テーマ（主題）、まとめを目安で書いていくと書きやすくなると思いますよ。
紹介した本以外にも本やさんで、タイトルや挿絵を見て気になった本を見てみてくださいね。
読書感想文向けの本の選書の参考になれば幸いです。
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