ベネッセ学力推移調査テストは大学入試改革にむけて必要な力を確認するために実施されています。
普段の実力テストと違うので一般的な情報も少ないため対策が難しいようです。
こちらの記事では
- ベネッセ学力推移調査テスト実施校
- ベネッセ学力推移調査テストの対策
- テスト
- 結果はいつ返却されるのか
をみていきますので参考にしてください。
目次
ベネッセ学力推移調査実施校
ベネッセ学力推移調査実施は、全国の中学校が対象ではありません。
中堅どころの中高一貫校、一部公立中学校が受験するテストです。
私立中高の公式HPなどの年間予定に「ベネッセ学力推移調査」の予定や学力推移のデータが載っていることもあります。
中高一貫校から外部受験についてはこちら▶中高一貫校から高校を変える、やめて高校受験
ただベネッセ学力推移調査を導入している学校は増えていて、1学年5~6万人の中学生が受験しています。
今日、学校でベネッセ学力テストがありました。
2学期のテストの偏差値が悪くて、まじか!と思いましたが、ベネッセのテストは私立中学だけだと今日知りました。それなら、妥当といえば妥当な結果でした。
学校の勉強はいらないと思っていますが、少しまじめに勉強しようと思いました。
— 加藤路瑛@15歳の社長&研究者 (@crystalroad2006) February 5, 2019
中堅中高一貫校がメインとはいえ中学受験を経験している人の受験が多いため、偏差値は低めに出るとの口コミもありました。
ベネッセ学力推移調査実施校のほとんどは中堅中高一貫校で、一部の難関校でも導入されている学校もあり今後の大学受験においての見極めにも重要な調査となるので注目されています。
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ベネッセ学力推移調査はいつ実施されるの?
子どもの学校や他の私立中高のママの話から、ベネッセ学力推移調査テストは春と秋
学校により時期に違いがありますが、春(4月・5月)と秋(9月・10月)に実施されます。
次にベネッセ学力推移調査テストの試験対策について紹介していきます。
ベネッセ学力推移調査テストの試験対策はどうする?
ベネッセ学力推移調査テストの試験対策は、出題予定表に書かれた問題構成により練習問題を解くことが対策となります。
とはいえ、学力推移調査の過去問を解くのは対策の一つの手段ですが、英検などのように過去問が公式サイトなどで公開されているか調べてみました。
ベネッセ学力推移調査テスト「過去問」はあるの?
画像参照元:https://store.shopping.yahoo.co.jp/booksdream-store2/
学校によっては過去問を配布されることはあります。
ベネッセ公式サイトでは、【学力推移調査テスト】は販売および公開はされていません。
Yahoo!ショッピング【ブックスドリーム 学参ストア】では、【学力推移調査テスト】の問題・解答・解説が出品されていたことがありますので確認してみてはいかがでしょうか?
ただ【学力推移調査テスト】は定期試験とは目的が違うのもあり対策は、比較的難しいようです。
けれど過去問を解くと自分の不得意・得意がはっきりしてくるので今の自分を客観的にみて弱点強化のために勉強していけば点数上昇につながっていきます。
模擬試験・実践試験でも同じ問題はほとんど出題されることはありません。
そのため長文読解・応用問題などの練習問題を何度も解いて慣れてくことも対策の1つと言えそうです。
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事前に出題予定表が配られるために各科目の試験範囲から対策を考えていきます。
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「英語」の試験対策
- リスニング
- 語彙・文法
- 読解・表現・文の構成
- 長文読解
- 英作文
最近の英語の問題は文法よりも実践に近づけるためにもリスニング・長文読解・英作文に力を入れているようです。
そのためは単語量を増やすことも重要ですが、普段から文の構成を知るうえでも英文を読む練習することをお勧めします。
英語も国語と同様に読解力は必要不可欠となるので練習しすぎるということはないようです。
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「国語」の試験対策
- 漢字(書き取り・読み・構成など)
- 語彙(ことわざ・慣用句など)
- 口語の文法(言葉の単位・文の成分・活用など)
- 言語活動の場面を想定した設問(小説・説明文など)
- 古文読解(現代語訳など)
国語は読んで理解することと質問の意図を深堀することは重要となります。
設問において問われていることを推理する力はどの学年でも必要な力となるのです。
基本的な漢字・語彙・古文については覚えることも重要となります。
例えば文字の成り立ちについて考えていくのも地道な対策となるのです。
「数学」の試験対策
- 正の数、負の数
- 文字式・連立方程式などの計算式
- 一次関数
- 比例と反比例
- 並行と合同
- 平面図形・空間図形
数学において計算力はとても重要ですが、すべての項目に関する応用問題:数学といえども読解力が必要となってきます。
ベネッセ学力推移調査の3科目の範囲からみても今までの丸覚えや詰め込み式の勉強とは異なっていることが分かります。
今後は「思考力」「すぐに問題について頭を切り替える力」「推理する力」」等の総合力が必要となります。
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そのため、ベネッセ学力推移調査の対策は日頃からの勉強の積み重ねが大切になってくるのです。
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ベネッセ学力推移調査テスト結果はいつ返却されるの?
ベネッセ学力推移調査後の結果はいつ返却されるのかとても気になるところです。
例えば9月試験実施の場合は、2か月後の11月頃に返却されるようです。
ベネッセ学力推移調査の結果には3種類の書類があります。
- 実際に書いた解答の複写版(丸つけ済)
- 科目ごとの成績GTZ(S~Cと1~3の組み合わせ評価)
- 単元での評価のグラフと改善点が書かれた用紙
子どもの通う学校では、個人面談の時に返却され学力推移を見ながら、今後の対策を決める資料となっています。
GTZ(学習到達ゾーン)とは?
ベネッセ学力推移調査テスト結果に記載されている「GTZ」とは、ベネッセオリジナルの指標で、学力のレベルを示します。
偏差値も表示されますので、学力をはかる目安になりますね。
上記で、GTZ(学習到達ゾーン)の偏差値目安が一覧となっています。
S1~D3の15段階の評価の位置づけ
ベネッセ学力推移調査テスト結果には、教科した科目ごとに評価が記載されます。
評価 | 評価の位置づけ |
S1 | 超難関大レベル |
S2 | 難関大合格レベル |
S3 | 難関大合格レベル |
A1 | 難関大挑戦レベル |
A2 | 国公立大・中堅私立大合格レベル |
A3 | 国公立大・中堅私立大合格レベル |
B1 | 国公立大・中堅私立大挑戦レベル |
B2 | 国公立大・中堅私立大挑戦レベル |
B3 | 国公立大・中堅私立大挑戦レベル |
C1 | 4年制大挑戦レベル |
C2 | 4年制大挑戦レベル |
C3 | 4年制大挑戦レベル |
D1 | 基礎・基本養成レベル |
D2 | 基礎・基本養成レベル |
D3 | 基礎・基本養成レベル |
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ベネッセ学力推移調査テストさいごに
ちなみに中学1年生の娘も学力テストを12月に受験しています。その結果は2021年1月末に返却されてきました。
個人成績表には今回の成績・今回の順位だけでなく
「領域別学習診断」が細かく記されていました。
得点度数分布図と領域別成績比較も載せられているので自分がどのくらい達成できているかも知ることが可能となっています。
この学力テストを受けて弱点がどこにあり、どう対策していくべきなのかをアドバイスをもとに学習を進めることで意味のあるものになるように思います。
国語でのアドバイスの「ただ読み進めるだけでは理解できません。筆者が何を主張しているのかを整理しながら進めましょう。」の一つは何も国語だけではなく英語、数学にも共通することなので娘もそうですが問題の見直しをお勧めいたします。